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彼にとって この春から夏へと変わっていく、 毎日毎日、相も変わらずに不安定な空を演出するこの東京での3週間は、 これから彼が彼自身の手で生きていく中でとても大きな転機となっていくのかもしれない。 そんなことをぼんやりと感じていた。 沈んだ希望が 崩れた夢が いつの日か過去に変わったら 今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ 何時の間にか、自分を取り巻く環境も、彼を取り巻いている環境も その昔、何も考えずに僕らが只管に何かを忘れて遊んでいた頃とは大きく変わっていた。 気付けば何時の間にか大なり小なり何もかもが形を変えなくとも形を変えようとも変わっていく中にあった。 そして色んな噂話や色んなニュースが何時の間にか自分の目の前だけで 大きくカーブを描いたように大きくなっていった。 そんなことは関係ないのに。。。 変わっていないのは自分だけに思えた。 そのことが大きく自分にのしかかっった。 雨の匂いも風の匂いも あの頃とは違ってるけど それでもやはり、立ち上がるしかなかった。 人前では何事も無かったかのように強がって見せていた。 そうすることが精一杯の彼自身の演出だったのかもしれない。 それを僕は彼自身の彼自身に対する 愛 を感じることに思えた。 自分を守っていくことが唯一の生きていく手段に感じられた。 結局、唯一頼れるものと分かったのは自分の自信でしかなかった。 愛 愛 それは強くて だけど脆くて 何処まで行っても何処に行ってもどんな時でも僕自身は誰でもない僕であった。 また彼も同じくそうであった。 自分自身を探す旅 ココではない自分でもなく、過去・未来の自分ではなく 本当の自分自身はきっと 今 の自分自身なんだと思う。 全ての万物にはそこに存在する理由がどんなものにもあった。 その理由を見つめていくことにって自ずと今に通ずる答えは開かれていった。 今の自分自身を真正面から見つめることこそが 本当の自分自身を探しだす事になるのだと思われた。 悲しい昨日が涙の向こうで いつか微笑みに変わったら 人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ また 再び いつの日か 会える日が来るのを楽しみにしております。
by rkyy
| 2006-07-09 23:08
| tRavel...
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